リフレクション(体験を振り返り、現実へ反映させる方法)


複数メンバーで集まって体験した事、感じた事を振り返り、次の現実へ反映させる方法です。

私たちは日々色々な体験をしています。特に心が動いたり、本気になったり、夢中になった体験ではそのなかで色々なものを受け取っています。
体験の中で得たものが何なのか?体験をどのように捉えるのか?自分の意見が分からない状態でも対話を通じて考え、集まったメンバーの考えを共有しながら自分の考えを整理し、次へ反映させられる様にします。



【時間】 30分〜60分程度
【人数】 3人〜6人程度(多い場合は複数グループに分けて)
【セッティング】 アイランド/サークル
【道具】 模造紙、水性マーカー、A4用紙、ペン、クリップボード

手順

  1. 模造紙をアイランドのテーブルの上に広げ、水性マーカーを自由に使える様に置いておく。参加者はテーブルを囲んでお互いの顔が見える様に座る。
    テーブルが無ければ、各自クリップボードでメモを取れる様にするか、敢えてメモに気を取られないように、何も記録せずに行う事もできる。
  2. 次の3段階の問いで体験したことから次の現実へ反映させるものを見つける。
    また、話しながら感じた事、メモしておきたい事、誰かが言ったいいことなどは全員が見える様に模造紙の上に自由にメモしておきます。 

    ● 「何が起こったか?」「どんな事を感じたか?」
    起こった「事実」とそこで感じた「感情」をもう一度思い出し、言葉で伝えます。
    他の人の話にも便乗しながら「それについては自分はこう感じた」などとコメントが行き交う状態を作ります。

    ●「なぜそう感じたか?」「その意味は?」
    上記を続ける中で出て来たコメントを掘り下げます。あくまで相手に対する興味と敬意を持った質問とします。同じ質問でも相手を問い詰めるような問いかけは相手の感情を害して対話が進まなくなる場合があります。
    お互いに質問を投げ合い、思いついた事を伝えあいながら、対話を深めます。
    1番目のステップではあくまで起こった事実とそれに伴う感情だけを扱います。そしてこの2番目のステップでそこに意味付けをします。意味付けは自分の捉え方次第で色々な意味付けが可能です。事実は事実でそれ自体に良いも悪いもありません。感情は過去の自分がその事実をどう捉えたかの結果でしかありません。今のあなたが過去の事実や感情をどう捉えるかは完全に今のあなた次第で如何様にもなります。
    過去の失敗や悲しい出来事を思い出して感傷的に捉えたいこともあると思います。それはそれでかまいません。心の傷を見て見ぬ振りする必要は無く、そう捉える必要がある時もあります。しかし、いつまでも落ち込んで居る事に飽きて来たり、行き詰まって来たら捉え方を変えるタイミングです。

    ●「次にどうするか?」「この体験をふまえて、自分の在り方や行動はどう変わるか?」
    リフレクションは「反射」という意味があります。それは鏡に映る自分を見るような作業です。1番目のステップでは鏡に映る自分の姿を見出しました。2番目のステップではその姿を見てその意味を解釈しました。(表情を見て疲れていると解釈したり、髪型がキマっていると解釈したりという事と一緒です)そして3番目のステップは「鏡に映った自分を見てどうするか?」です。
    行動の中のあなたはどう映っていますか?それを見て今、あなたはどうしますか?何を決断しますか?
    キチンと自分の姿が見えていれば次にどうするかは悩まずとも分かります。鏡が曇っていて自分の姿がぼんやりしか見えないと、どうすれば良いかは当然分かりにくくなります。
  3. ここまで全員での対話で進めて来ましたが、ここでリフレクションで得たものを個人化します。
    一人ずつA4用紙 一枚に「自分がこの対話から持ち帰るもの」を大きく一言で書き留めます。
  4. 最後にA4用紙に書き留めたものを一人ずつ発表し、終了。