ビジョン・ダイアログ〜あるべき未来の姿を探す方法〜


チームで「あるべき未来の姿」を共有し、同じ方向を向いて進んでゆくための対話の手法です。「自分たちは何を実現する為にこのチームに居るのか?」を対話を通じて理解、共有します。

組織全体を巻き込んだ対話を使うビジョン作りの導入として応用できます。

【時間】90分〜3時間程度
【人数】3人〜6人程度(多い場合は複数グループに分けて)
【セッティング】アイランド
【道具】模造紙、水性マーカー、ポストイット等、A4用紙

手順

  1. セッティング
    模造紙をアイランドのテーブルの上に広げ、水性マーカーを自由に使える様に置いておきます。参加者はテーブルを囲んでお互いの顔が見える様に座ります。
  2. 概要
    まず、ファシリテーターから目的、進め方、終了時間などの説明をします。
  3. チェックイン
    一人ずつ順番に、この対話に期待する事や思いを一言ずつコメント。
  4. 個人で書き出す。
    「私たちのチームの未来について思っている事、考えている事」などを個人で書き出します。ポストイット1枚に1つずつ、何枚書いてもかまいません。あとで全員で共有して話をするので、見えやすく太いマーカーで書いてもらいます。
    ポジティブな事もネガティブな事も、まだ考えがまとまっていない事も何でも書いてOKです。
    個人で書き出す時間を5分くらい取ります。 

    5分経ったら、まだ書いている途中のものが書き終わったら終わりにします。 まだ書き足りなくとも、口頭で補足したり、後で思いついた事を書き加えたりできるので大丈夫です。
  5. 共有
    一人ずつ順番に書いたものを紹介して行きます。手元にあるポストイットを全員に見えやすい様にテーブルの模造紙に貼り出しながら、一枚ずつ紹介し、説明します。
    一人が終わったら順番に次の人へ回して行きます。 誰かが紹介した内容に近いものがあれば、そのポストイットの近くに貼ります。
    人数やメンバーによりますが、ここで15分〜30分程度 時間を取ります。
    全員が紹介し終わったら、貼り出されたポストイット全体を俯瞰し、話を聞く中で思った事、感じた事、考えた事などを話ながら共有します。
    話したい事がある人が自由に発言してかまいません。その中で特に以下の流れを心がけます。
    ● 他の人の話に便乗する。「○○さんが話していた話には同感で・・・」など、お互いの考えが繋がり合う状態を作る。
    ● 質問をする。他の人が話していた分かりにくかった点があれば質問をして理解を心がける。
    ● 人を否定しない。ここで出てくるのはあくまで個人の捉え方であって、それを他の人が否定する事は出来ません。 

    話しやすい様に貼り出されたポストイットを指し示したり、並べ替えたりしながら話します。
    下に敷かれた模造紙は全員の メモ用紙として使います。それぞれが思いついた事を全員が見えるように書いたり、対話の中で見えた構造を図解したり、ポストイット同士を並び替えて線で繋げたりグルーピングしたり、自由に使います。
  6. 整理する
    新しい模造紙を広げ、ここまで話し合って来た内容を他の人に説明するつもりでまとめ、整理します。 (実際にプレゼンする相手がいるとより望ましい)
    整理する事で全体として何を考えているのか、いったん収束されます。
  7. チェックアウト
    最後に一人一言ずつ「この対話を通じて今思っている事、感じている事、考えている事」 を全員でシェアして終了。
 


  • 現状認識の共有が出来た状態から行うのが望ましい。現状自分たちが行っている事に基づいて「リフレクション」により、現状認識の共有を行い、続いて「ビジョン・ダイアログ」を行う事でより効果的に行う事が出来ます。